漢字辞典:「薩」の読み方・意味・由来について

読み方
サツ、サチ
名のり
きよし、さとる、すけ
画数
17画

※『名のり』とは、人名のみに使える漢字の読み方のことです。


漢字「薩」の意味

救う。薩摩国や薩摩藩を表す。

漢字「薩」の由来

並び生えた草と段のついた土山、草木が地上に生えてきた状態の図と、人の胸を開いてそこに入れ墨の模様を書く状態と険しい崖、艶やか髪の図すべてを組み合わせて成り立った漢字。

漢字「薩」のイメージ

“薩摩”をイメージすることから、鹿児島県あたりを思い浮かべる漢字。幕末に強い勢力をもっていた薩摩藩を連想することから「戦いに屈しない、強い心をもてる人に」という願いをこめて名づけることができる。

薩州(さっしゅう):薩摩国の異称。

薩長同盟(さっちょうどうめい):薩摩藩と長州藩の間に結ばれた同盟。坂本竜馬や中岡慎太郎が仲介し、西郷隆盛と木戸孝允らが締結。その後の大政奉還へとつながった、この世を大きく動かした同盟。

弥勒菩薩(みろくぼさつ):釈迦牟尼仏の次に現われる未来仏。大乗仏教では菩薩の一尊である。菩薩。慈尊。弥勒仏。

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