漢字辞典:「遜」の読み方・意味・由来について

読み方
ソン、のが(れる)、へりくだ(る)、ゆず(る)
名のり
やす、ゆずる
画数
14画

※『名のり』とは、人名のみに使える漢字の読み方のことです。


漢字「遜」の意味

のがれる。ゆずる。ひかえめな態度をとる。

漢字「遜」の由来

立ち止まる足と十字路の図、頭部が大きく手足の弱い乳児と、糸の先端の図をすべて組み合わせて成り立った漢字。

漢字「遜」のイメージ

漢字の持つ意味から、自分を差し置いて誰かにゆずるという奥ゆかしさを感じるとともに、何かから逃げ去るというような良くない意味も合わせ持つ字。画数も多く、あまり名づけでの使用例も少ないが、一文字で様になるような印象的な字形である。

遜譲(そんじょう):へりくだって、人におゆずりすること。

鷹取遜庵(たかとりそんあん):江戸時代後期に活躍した医師。生け花を得意とし、「四季賞花集」を刊行した人物。

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