漢字辞典:「翁」の読み方・意味・由来について

読み方
オウ、おきな
名のり
お、おい、おき、とし、ひと
画数
10画

※『名のり』とは、人名のみに使える漢字の読み方のことです。


漢字「翁」の意味

男性の老人を敬った言い方。鳥の首すじの羽。

漢字「翁」の由来

鳥の翼と、2つに分れているものの図(または通路の図)と場所を示した文字をすべて組み合わせて成り立った漢字。

漢字「翁」のイメージ

日常であまり目にする機会のない漢字だが、昔は名づけでよく使用されていたようだ。近年使用例が少ない分、新鮮な印象の名前を作ることができる。

沙翁(さおう):シェークスピアのこと指す。

竹取翁(たけとりのおきな):竹取物語の登場人物で、かぐや姫の養い親。

八歳の翁、百歳の童(はっさいのおきな、ひゃくさいのわらべ):子どもで知恵も分別もある者もいれば、老人で分別のない者もいるということ。人の賢さは年齢に関わらないということ。

白河楽翁(しらかわらくおう):松平定信(まつだいらさだのぶ)の異名。江戸時代中期から後期の大名で、幕府の老中を務めた人物。

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